毎日使っている介護職員だからわかるとろみ剤について。
とろみ剤は嚥下に問題がある人の飲み込みをサポートするもので、とろみをつけることにより、誤嚥を防ぎます。
色々な種類のとろみ剤がありますが、最近の物はダマになりにくく、使いやすいものが多いです。
とろみ剤の違いは、それを口にした時に一番分かります。なめらかさや食感に違いがあります。また使った後の食器の洗いやすさも違います。
おすすめのとろみ剤ベスト3
クリニコ つるりんこ クイックリー
大容量お買い得パックです。おまけにスティックタイプの3g×10本が付いてきます。
こちらのつるりんこはその名の通り、つるんとしています。
とろみをつけるものにもよりますが、比較的少量でとろみがつきます。
プルプルですが、ドロドロのゼリー状になりにくい感じがします。
ドロドロ系にする目的なら次に紹介するとろみ名人がオススメ。
サラヤとろみ名人 500g
油断するとかなりハードになります。(結構後で硬くなる)
固めにしなければいけない人にはオススメです。
飲み込んだ後に口の中にヌルっとした感覚が残る感じがするのが難点ですが、そのおかげで逆に食べ物も飲み込みやすく、嚥下に問題を抱えている人はこちらを好む傾向があります。
気のせいかもしれませんが、他の商品よりも甘みを感じます。
少しべたつきます。また、食器にもべたつくので、洗うのが大変な時があります。
もう一つは私が個人的に好きなとろみ剤です。
トロミアップ パーフェクト 2.5kg
水に入れた時に一番飲みやすいのがこちらの商品。
つるりんこととろみ名人の中間的な存在です。
後から足してもダマになりにくい気がします。
ただ、つるりんこ同様、ハードに固めるのには不向きです。
べたつかずさらっとしたなめらかな食感で、料理との相性も抜群!
食器も洗いやすいです。
使い方と注意点
とろみ剤の使い方
飲み物に決まった量のとろみを入れます。
そのままスプーンで切るようにサクサクとかき混ぜます。
とろみ剤が下に沈み、そのまま固まると洗うのが大変になります。
入れたらすぐにかき混ぜましょう。
とろみ剤を使うときの注意点
とろみ剤を使うときは、一回で決めます!少しずつ入れないでください。
どういうことかというと…
一度とろみをつけたものに、とろみ剤を新たに加えると、かなりの確率でダマになります。
そして、そのダマはもっさりしているので、逆に飲み込みにくくなります。
しかも、時間がたっても溶けません。
※トロミアップ パーフェクトは後から足しても比較的ダマになりにくいです。
もしもダマになったら…
ダマが上の方にぷかぷか浮いているならそれを取り除いて下さい。
それでもまだダマがあるようなら、スプーンの裏で少しずつダマをすりつぶしてみてください。
まとめ
私がおすすめするとろみ剤のベスト3を紹介しました。
最近のとろみ剤はどれもダマになりにくく、時間が経っても変化が少ないです。(多少ありますが)
比較するならそのような事ではなく、なめらかさや食感、飲み込みやすさで比較することをおすすめします。