コラム 嚥下障害

ん?…ステーキハウス症候群?原因や症状、治療について

ステーキハウス症候群

「ステーキハウス症候群」。 こんな不思議な名前の病気が本当にあるんです。

「ステーキハウス症候群」とは、大量の食物が食道の下部にくっついて詰まっている状態を指す症状です。アメリカなとではよくある症例で、食事をするときに食べ物をよく噛まずに飲み込んだことが原因です。

お肉の早食いは危険!ということです。

 

症例

ある中年男性が食事中に胸の痛みを訴えて苦しんでいました。

心筋梗塞が疑われ、病院へ緊急搬送されました。そこで、病院で心電図や血液、血圧、呼吸状態などの検査をしましたが、異常はどこにもありません。 しかし、原因を追究するために、胸部CTを撮ったところ、食道内に大きな腫瘍状の影が映ったのです。

しかし、その大きな腫瘍状の影は急いで食べた大好物のステーキ。内視鏡でその塊を除去して無事ことなきを得たのです。

 

食事をするときはよく噛んで食べなくてはいけないという戒めのような話から誕生した症候群名です。

 

 

ステーキのイラスト画像

俗称

ステーキハウス症候群(steakhouse syndrome)

 

原因

通常私達は、食べ物を口に入れて噛み砕き、唾液と混ぜ合わせて食べ物の塊を作ります。それを食塊(食塊)といいます。その食塊が、(特に肉の塊)が食道を塞いでしまうことによって起こります。

食塊が大きすぎたり、うまく唾液と混ざらない状態で食べ物がそのまま胃の方へ行くとそのような危険があります。

 

治療
内視鏡で食塊がある位置を調べ、専用器具を使用して食道からつまんで取り出します。

 

 

ステーキハウス症候群は大きな食道潰瘍と狭窄を引き起こす可能性があるため、これを食道癌と区別するように注意する必要があります。

出典:国立医学図書館:国立バイオテクノロジー情報センター
2011 May 16;3(5):101-4. doi: 10.4253/wjge.v3.i5.101.
Steakhouse Syndrome Causing Large Esophageal Ulcer and Stenosis

 

お肉に限らず、食事をする時はゆっくりとよく噛んで食べましょう。早食いは危険すぎます!

 

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