高齢者にとっては毎日美味しい食事が食べられる事が何よりの生きがいです。

お酒は飲んでも大丈夫?胃切除手術後のアルコールについて

胃を切った人からのよくある質問で、ドクターから介護職員が食事指導されていることを簡単に話します。

 

Q:アルコールは飲んでも大丈夫?いつから飲んでもよいですか?

この質問が、胃がんで手術をした人から聞かれることが多い質問です。

 

A:肝機能がよければお酒も飲んでかまいません。

アルコールは、退院後1ヶ月を目途に禁酒し、少量から始めてください。

 

胃の切除をした人はアルコールが急に小腸に入ります。小腸ではすぐに吸収されるた、血液中のアルコール濃度が急に上がります。

 

以前より酔いやすくなっているということを十分に留意しておく必要があります。

ただし、肝疾患などで禁酒が必要だと医者からの指示がある場合は禁酒してください。

 

ゲップがうまくだせない場合は、ビールなどの炭酸は控えた方がいいかもしれません。これには個人差があるので、どうしても飲みたい場合は少しずつ試して下さい。

ゲップがでずに眠れないぐらい苦しんだ人がいます。その人はそれでも毎日飲んでいましたが、次第にうまくゲップが出せるようになりました。

 

もともとお酒が大好きな人の中には、晩酌を生きがいにしている人もいます。それが毎日の楽しみなのです。手術をしたからと言って、その楽しみを奪うようなことはしないで下さい。

とはいえ、やけくそで依存症になるぐらいに飲んでしまうようなら量を制限した方が体のためです。まれにアルコール依存症になってしまう人がいるようなので注意して下さい。

 

たとえ胃を切ったとしても、毎日美味しいものを頂く時間を楽しむことが健康に長生きする秘訣です。

 

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