胃がん切除後、退院して一番に不安に思うのが、食事のこと。
退院直後は体力的にも精神的にも不安になりがちです。特に食事面では、何をどうやって食べたらいいのか分からないため、さらに気分が落ち込みやすくなります。
そこで、胃がんで手術をした人の、退院直後の食事の進め方の基本をまとめました。
胃がんで手術をした人の退院直後の食事
退院直後は食べる量は気にせず、徐々に食べることにならしていく時期です。自分の体調と相談することが一番大事です。
退院直後
胃を切除したことで食欲が落ちています。
退院しても、何を食べたらいいのかがわからず不安になる時期です。また、胃を切除したことで、食欲がわかず、食が進まないことも。
退院直後は食べられなければ、無理に食べなくても大丈夫です。
焦る必要はありません。 おかゆやスープなど消化のよいものを中心に、少しずつ回数に分けて取り入れましょう。
何をどのぐらい食べたらよいか、なるべく避けたい食事などについて事前に調べておきましょう。
こちらの記事を参考にして下さい。
退院から14日後~
食べることにも少しずつ慣れてきます。また、食後の後遺症も出てきます。
基本は1日に5~6回に分けて食べます。
消化のいいものを中心に少しずつ、主食、主菜、副菜、汁ものを揃えて食べてみましょう。通常の3食に加え、間食を2~3回取り入れます。
食べる種類が増えてくると、食後にダンピング症候群や下痢、げっぷやおなら、貧血などの症状があらわれることがあるので、適切な対処をして乗り切りましょう。
退院から30日後~
食べることにだいぶ慣れ、食べる量も増えてきます。体力も少しずつ戻ってきます。
消化をよくする繊維を含む野菜料理も食べるようにしましょう。
食事の量が増えることによって、腸閉塞や下痢を起こしやすいので、消化をよくする繊維を含む野菜料理をなるべく取り入れるのがコツ。
規則正しい生活が腸内のリズムをととのえます。なるべく野菜のおかずを食べるように心がけ、体調不良を起こさないように気をつけましょう。
まとめ
胃がんで手術をした人の、退院直後の食事の進め方の基本をまとめました。
胃の切除後3か月目までは、なるべく消化のよいものを選び、油は控えめにします。よく加熱してやわらかめに調理したものを食べるようにしましょう。
なかなか食べられない人や体重が著しく減った人は、栄養補助食品でカロリーや栄養を補います。
-
高齢者や手術後におすすめ!美味しい栄養補助食品
高齢者や胃がんなどの術後の人は低栄養に注意する必要があります。 とはいっても食べられない状態なので、むりに沢山食べさせるわけにはいきません。そんな時に役に立ってくれるのが栄養補助食品です。今回はその中 ...
続きを見る