高齢者にとっては毎日美味しい食事が食べられる事が何よりの生きがいです。

胃がん術後の胸焼けの原因と対策【いつまで続く?】

胃がんで胃を切除した手術後の後遺症に逆流性胃炎逆流性食道炎があります。それにより胸やけや、痛み、違和感などを感じます。

そこで、胸焼けの対処法と毎日の食事の献立のワンポイントアドバイスです。食べ方や過ごし方で改善しましょう。

 

胃がん術後の胸焼けの原因と対策、症状が続く期間

原因

胸やけや違和感の原因は、噴門測胃切除術で噴門部を失い、食べ物の逆流や胆汁などの消化液が胃に逆流するためです。

 

通常、胃の中の逆流を防止しているのは胃の入り口(噴門部)です。

 

噴門側胃切除術や胃の全摘出をした場合、その機能がなくなってしまうため、胸やけの症状が出やすくなります。

また、胆汁などの消化液が逆流することや、胃酸が減ったことにより、胃の中の細菌が増殖することも原因として考えられています。

 

胸焼けの対処法

食後はすぐに横にならないようにする

胸やけを防ぐためには、食べてからすぐに横にならないこと。食後は食べたものが自然に腸に落ちていくようになるべく2時間ほどは座った状態で過ごして下さい。

 

食べるものに注意する

食べる物も、揚げ物などの油ものや卵、チョコレート、コーヒー、アルコールなどの食べ過ぎ、飲み過ぎに注意します。

 

消化がよく、のどごしのよいものを選びましょう。

 

症状と症状が続く期間

胃の切除後は、食後のむかつき、胸やけ、みぞおちの痛みなどの症状が現れます。

この症状は胃切除後の1か月~6か月ぐらいでよく見られる症状です。

 

みぞおちの辺りから胸の下の方に向かって、焼けつくような不快感があります。また、喉の方まで胃の内容物がこみ上げてきて、喉に痛みや違和感を感じるなどの症状が現れます。

胸の中心に鈍い痛みや、常に食べ物がつかえている感じを訴える人もいます。

 

次第に落ち着くので、術後半年ぐらいは献立を工夫して対応してみて下さい。

 

献立のポイント

 

胸焼け対策レシピとして、献立のポイントは「消化がよいおかゆや、パン粥、スープ類などの胃に優しい食事を食べましょう」…と一般的には言われます。病院からもそのように指示されます。

 

ですが、中にはパンや米類を食べると胸焼けが酷くなる人もいました。その人は炭水化物を避け、煮込んだ野菜や豆腐をよく食べていました。そのほうが食後の調子が良いのだそう。

 

人それぞれですね。

 

まとめ

胃がん術後の胸焼け、いつまで続くのか不安になりますよね。今回は胃の切除手術をした人の胸焼けの原因と対策をまとめました。

 

噴門部を手術した人でも、だいたいみなさん半年ぐらいで症状が良くなっています。それまでは対処法をしっかりと押さえ、自分なりに献立を工夫して、痛みや胸焼けを防いで下さい。

 

施設では胃を切除した人の食後にミントティーを取り入れています。ドライハーブを使ったものです。スッキリして気持ちがいいので試してみてはいかがでしょう?

 

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